重複した施術の受け方について



クローバーカイロに通われている患者様には、整形外科や他の整体院、整骨院と重複して通われている方もいます。


今まで築いてきた整形外科や整骨院の先生方との関係性もあるので、そちらも大切にしていただきたいなーと思っていますが、この事だけは知っていて欲しいのです。


整形外科や整骨院、整体院、カイロ院を含め、複数の治療院に通われることは、複数のメッセージを受けていることになります。




例えば、腰痛を患って整形外科で椎間板ヘルニアという診断を受けて、通院していたとします。


その時に、Aという治療者は「できるだけ安静にしていて下さいね。今無理して動くとヘルニアが飛び出て、また痛みますよ」というメッセージをあなたに伝えました。


またBという治療者は「ヘルニアと腰痛は関係性がないから、必要以上に恐れる必要がなくて、安静にすると痛みが長引くから、出来る範囲内で元の生活に戻るように、少しずつ体を動かしていきましょうね」というメッセージを伝えました。


AとB、相反するメッセージを受けたあなたは混乱します。


どうしたらいいのかわからなくなりますね。


どちらかに絞ろうとしても、片方が気になって揺らぎます。


こうなると、勿論治療効果にも影響します。

僕がいつも正しい事を言っているという訳じゃないんですが、できるだけ学んで、世界のガイドラインなどの情報を取り入れて、患者さんに有益な情報をお伝えしています。


結論を言うと、Aという治療者とBという治療者のメッセージだと、Bのメッセージの方が早期回復することがわかっているんです。



フィンランドのマルミヴァーラ

急性腰痛患者186名を、2日間の安静臥床群、腰の可動域を広げる運動療法群、耐えられる範囲内で日常生活を続ける群の3つに無作為に割付、その後の経過を追跡調査しています。

結果、3週間ごと12週間後のどの時点においても、もっとも早く回復したのは日常生活群で、もっとも回復が遅かったのは安静臥床群だったと報告しています。


オランダのヴルーメン

座骨神経痛患者183名を、2週間の安静臥床群と日常生活群を続ける群に無作為に割付、2週間後、3週間後、12週間後に治療内容を知らない医師が患者を評価しています。

結果、12週間後には両群とも87%が改善していた他、あらゆる面において両群間には差が認められず、安静臥床が有効だという証拠は見つかっていません。


イギリスのワデル

急性腰痛患者に対する安静臥床、もしくは日常生活を続けるアドバイスをテーマにした医学論文のうち、ランダム化比較試験を18件選び出し、それらを厳密に検討しています。

結果、安静臥床は効果がないばかりか、かえって回復を遅らせることが明らかになった一方で、耐えられる範囲内で日常生活を続けると、職場復帰がより早くなるだけでなく、慢性化を防ぐことができ、再発率をも低下させられると報告している。


カナダの研究チームの情報で46名の健常者(腰痛でない人)をMRI検査をした所76%の36名に椎間板ヘルニアが検出されたのです。


腰痛でない人の76%に椎間板ヘルニアがみつかったのです。


椎間板ヘルニア


この情報は1995年の国際腰痛学会のボルボ賞を取った世界的に有名な研究です。
※ボルボ賞とは腰痛学会のノーベル賞のようなものです。





Aのメッセージを受けた方は、またあの痛みが出たらどうしようと、体を動かすのが怖くなります。


その怖さゆえに体を動かせなくなり、体の運動機能が低下(筋力低下など)してくるんです。


もうお分かりと思いますが、こうやって慢性腰痛が作られていくのです。


正しさだけが全てではないし、「安静にして下さい」と言っているAの治療者も悪気があって言っている訳ではないのですが、言葉の裏には上のような「恐れ」のメッセージが含まれるのです。


だから、治療者は自分の言葉には責任を持ち、気をつけて患者さんにかける言葉を選ばなければをいけないのです。


そうでなければ、腰痛で苦しむ人を増産させているかもしれないのです。


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